九州自動車道、植木I.C.と熊本I.C.の中間くらいに位置する北熊本に3月24日、スマートI.C.が開通した。北熊本から植木、玉名など県北地域から熊本市内へのアクセスが「スイスイ」向上する。
NEXCO西日本の発表(
https://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/kyushu/h31/0212/
)によると、たとえば福岡からの下り方面、熊本市役所に向かうルートでは、これまでの植木I.C.から国道3号線を経由するルートに比べ、北熊本スマートI.C.を出口とするルートでは、約12分の短縮が見込めるという。
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北熊本スマートI.C.開通の背景には、県北地域が抱える「事情」の解消への期待がある。
事情①北熊本周辺(熊本市北区、合志市)には半導体や自動車関連、食品関連の大型製造メーカーが多い。同スマートI.C.の開通で、福岡方面への物流・輸送の効率アップが望める。
事情②県北地域には第三次医療施設がない。同スマートI.C.の開通により、同地域から熊本赤十字病院までの搬送時間は約23分短縮され、救命活動・患者負担の軽減に繋がる。
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北熊本のスマートI.C.が「スイスイ」のポイントとなる一方で、北熊本のサービスエリアでは「のんびり」を提供するサービスも展開する。
北熊本サービスエリア下り線(
https://www.kyusanko.co.jp/sa/kitakuma/
)のレストランでは、NPO法人熊本マンガミュージアムプロジェクト(
)より借り受けた約3,000冊のマンガを揃え、加えて、サービスエリアでは珍しいドリンクバーを設置している。
「サービスエリアを、寛ぎスペースとしてもご認識いただければ。休憩はもちろん、家族団らん、商談など、幅広い用途で、ドライバーの方にも、地元の方にも、気軽にレストランをご利用いただきたい」(北熊本サービスエリア下り線レストラン担当者)
「スイスイ」も「のんびり」も、北熊本を含む県北地域に、新しい流れを生んでいくかもしれない。
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投稿:2019年4月7日(日)