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プロとして収めた“最高の瞬間”は数万枚以上!/フォトグラファー:内田 保知さん

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 ★くまもと偉人★

 

熊本県内に流通する雑誌、タブロイド紙、あるいはSNS上などで、「きれいな景色!」「美味しそうな料理!」「楽しそうな顔!」……と、多くの方が心を留めているかもしれない写真の中には、おそらく内田保知さんの作品も数知れず。


「撮影が好き」というピュアな気持ちを一心に、やがて約20年-。熊本県の魅力発信を支える第一人者である。

 

★★★🌸★★★🌸★★★🌸★★★🌸★★★

 

【撮影を通じた刺激】

-スマートフォンが進歩し、今ではプロでなくても、「そこそこの」写真が撮れるようになった。しかし、プロとの差が歴然と出る一例が料理の写真。

 

「撮影の中で、テクニックや知識がいちばん必要な被写体が料理だと思います。最近は撮影が上手な方もたくさんいますので、プロでない方でも、さまざまな条件が偶然重なったときは、すごく上手に撮れることもあるでしょう。それを偶然でなく、その都度、美味しそうに撮らなくてはならないのがプロです。実際、私の仕事も、料理の撮影が多いですし、そして、今でもとても難しい(笑)」
「単純に料理の撮影と言いましても、全体構成を見せるのか、ボカシを効かせ雰囲気を重視するのか、また一方で、和食なのかジャンクフードなのかなど、オーダーに合わせて撮影のために作り込む光のセッティングは違います。どの位置に料理を置いて、どこから光を反射させて……どの角度、高さから撮るのか。自分の中で図式はあるのですが、うまく説明はできませんね。経験で培った勘の世界なのかもしれません」

 


-人物の撮影は、また違ったポイントがある。

 

「人を撮るときは、もちろん細かな設定はあるのですが、一番はタイミング次第。いかにカメラを意識させない、自然な表情に勝る写真はありません」

 


-内田さんは撮影だけでなく、ライターとしての手腕も見せ、アウトプットのフィールドは広い。そのキャパシティの広さの根源には……彼自身の「入り込みやすさ」という、ニュートラルな姿勢がある。

 

「毎回、撮影やインタビューの取材で伺う先々で、本当に毎回毎回、大きな刺激をいただきます。取材対象が料理であれ、風景であれ、人であれ……レンズ越しに映るものにシャッターを押すたびに気持ちがすごく入り込んでいき、次第に被写体の本質が完全に移ってくる。料理であれば、帰りに同じ料理を食べたくなりますし、人物であれば、その人のキャラクターに同化し、テンションが高くなったり、キザになったり、しんなりしたり(笑)。取材を通じて、毎回新鮮な刺激を受け続けられるので、私自身は懲りずにずっと、撮影が好きでいられるんだと思います」

 


【「好き」が仕事に】

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-撮影に興味を持ったのは高校時代。初めて自分のカメラを買ったのもその頃。ただし、まだ当時はプロのフォトグラファーを意識していたわけではない。

 

「ただ単純に、友達と遊びに行ったときなんかに、気軽に写真を撮るのが好きでした。当時、兄貴が高級なカメラを持っていたことも、今思えば、撮影に興味を持ち始めたきっかけだったのかな(笑)。バイクの免許もその頃に取りまして、撮影とバイクを趣味としていた……普通の学生でしたね」

 


-卒業後は簿記の講師になる。撮影は休日や仕事の合間に、趣味として続けていた。


「講師をしていたのですが……ふと仕事を辞めて、3ヵ月かけてバイクで日本一周をしてみたんです。若気の至り、勢いですよね(笑)。各地の風景を撮りながらバイクを飛ばして……楽しかったなあ」
「印象に残っているのは北海道。広がる風景の果てが見えないというような……言葉では表せない、自然の雄大さを目の当たりにし、ひたすらシャッターを切りましたね」

 


-日本一周から熊本に戻ったあとに、運命の出会いがあった。“フォトグラファー内田”の誕生だ。

 

「行き着けのバーで、たまたま『タンクマ』(https://tankuma.com/tankuma/)の編集長をご紹介いただいたんです。ちょうど当時流行っていたブログに、個人的に写真や文章を載せていたことがきっかけでした。そこから、ときどきお仕事をいただくようになり……現在に至る、という感じです。有り難いご縁でした」

 

「撮影を稼業にしていることで、幸せなことに、いろいろなところへ行くことができ、さまざまな人に、さまざまなシーンに出逢える。そして、その被写体の、最高の瞬間を作って、切り取って…収めるという、贅沢な作業が仕事です。常に新しい刺激をいただけることは、フォトグラファーとしての特権だと思いますし、だからこそ、何年も撮影を続けているんでしょう」

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【「食」へのこだわり】

-こだわりはカレー。食べることも、作ることも、両方好きらしい。

 

「カレー作りには少し自信があります(笑)。ときどき県内のイベントでブースを出すこともあります」
「得意なのはインド風のカレー。私の場合は、スパイスを10種類くらいブレンドして作ります。そして、個人的にはナン派ではなく、ごはん派。インド風のカレーはターメリックライスも良いですけれど、自分で作るときは白ごはんになりますね」

 

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本格インドカレー専門店『Tago Curry&Bar』/玉ねぎ、香味野菜、牛肉などを使ったブイヨンに自らブレンドしたスパイスから、旨味あふれる本格インドカレーを提供

 

 

-内田氏が撮影に興味を持ち始めた一翼を担った?……お兄さんは現在、熊本市内でカレー屋(https://www.tagocurry.com/)を営んでいる。


「兄弟揃ってカレーが好きなんです。撮影といい、カレーといい、じっくり作り込むのが好きな血筋なのでしょう(笑)」

  

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-最高の瞬間に出逢い続ける、フォトグラファーという仕事。「各地でいただける」というさまざまな刺激が、彼の写真のスパイスになっているのだろう。

 

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内田 保知[うちだ・やすとも]
1973年6月、熊本県熊本市まれ
フリーフォトグラファー
(取材日:2019年7月27日)

 

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投稿:2019年8月2日(金)