ピザ、せんべい、おでん……。すべて、熊本市中央区の商業施設、サクラマチ クマモトの地下1Fにある「鰻屋源八郎」で提供するウナギメニューで、どれも1,000円前後とお手頃価格。
「ウナギって……どうしても敷居が高いイメージを持たれがち。ウチでは、できるだけカジュアルにウナギに親しんでもらいたいんです(店主)」。
もちろん、うな丼の類いは数千円と、それなりに値は張るものの、前述のように、メリハリの利いたウナギ展開が同店のウリ。
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同店を運営するのは、山本建設株式会社。本社は熊本市内にあるが、甲佐町にウナギの養殖場を持つ。全国でも数少ない、屋内型・循環式の水質浄化システムを備えた養殖場で、年間250,000~500,000匹の県産ウナギを通年で育てることが可能。
生育するウナギの質と量は県内トップクラス。
これまでは、甲佐町の販売所や通信販売を主な販路としていたが、9月から初めて、サクラマチ クマモト内に常設の店舗を構えた。
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店舗オープン後も、さまざまなジャンルの飲食畑を手掛けてきた店長により、新メニューが続々生まれている。
「今は……若者向けに、テイクアウトもできて、歩きながら食べられるウナギメニューを準備中です(店主)」
サクラマチ クマモト地下1Fの居酒屋エリアでは、18時まで限定の「ハッピーアワー」激戦区。しかし同店はハッピーアワーに逆行し、15時から提供を開始する、1,000円でお酒(生ビール/ハイボール/米・芋・麦焼酎/レモン・梅サワー)1杯とオツマミ3品のセットになった「ちょい飲みMENU」を始めている。対象のお酒は2杯目は200円でOKという。
そう、ウナギは夜行性-。
カジュアルな“ウナギ居酒屋”という、新しいジャンルがサクラマチから生まれている。
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投稿:2019年11月17日(日)