天草五橋をはじめ、「天草ならでは」が360度
県内でも屈指の観光地、天草地域の数ある景観スポットの中でも、代表格が天草五橋。
その5つの橋を一望できるのが、千巌山(せんがんざん)。
山頂は天草五橋に加え、宇土半島、島原半島、天草下島、八代海などが拝める絶景。このパノラマビューから見える景観は今の時期、冬の澄んだ空気に引き締められて、どことなく神秘的な雰囲気も醸し出す。
天草の冬シーズンは、海系のレジャーはクローズするものの、一方で牡蠣などの海産物をはじめ、冬の天草ならではのグルメは活況だ。
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千巌山の山頂は、春には植林の桜と自生の山桜が咲き乱れることでも名を馳せる。
寛永14年(1637年)「天草・島原の乱」勃発時、当地で総大将を務めた天草四郎時貞が山頂で出陣の祝宴を張り杓子で酒を酌み交わしたと伝えられ、以前は「手杓子山」と呼ばれていた。
この逸話が残ることからも、千巌山の眺望の美しさは折り紙付きと言える。
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千厳山の展望所まで、麓のリゾラテラス天草からは、乗用車では5分ほど、自転車なら約15分。
展望所から先、パノラマビューが控える山頂の展望台(標高162m)までの約200mは、岩の階段を自分の足で登らなくてはならない。自転車で展望所まで来た場合は、山頂に向かう前には一休憩が欲しい。
山頂の手前、展望所までも山道も、実はなかなか険しい。
山道を進む中、視界に飛び込む柑橘の実る畑の風景も、冬の天草ならではの景観。
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投稿:2020年1月22日(水)