阿蘇くまもと空港は、国内における利用者数も評価上々
約1ヶ月後の4月7日より、阿蘇くまもと空港の国内線ターミナル機能は、仮設のプレハブ棟(旅客ターミナル・サテライトビル)での運用へと移行する。
現在の国内線・旅客ターミナルは3年間の改修工事を経て、2023年春には国内線・国際線の一体型ターミナルに生まれ変わる計画だ。
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移転先となる仮設棟は現在、工事の仕上げに入った状況。
既存の国内線ターミナルのテナントは、ほぼすべてそのまま新ターミナルに移転する。
仮設棟の旅客ターミナルには土産屋、宅配カウンター等も含め計7テナントが入居予定で、新規は1件、大手コーヒーチェーンが出店。また、レストラン・売店が軒を連ねるサテライト棟は10テナント構成で、こちらには新しく大手コンビニエンスストアが入るとのこと。
国土交通省調べによると、2018年度の国内空港別の旅客数において、阿蘇くまもと空港は全国で第11位の3,460,830人(1日平均9,482人)で、九州では4位の福岡、6位の那覇、9位の鹿児島に次ぐ位置。ちなみに着陸回数も同じ11位だった。
一方で、イギリスの航空・空港関係の格付会社(スカイトラックス社)が選ぶ「世界ベスト空港(World's Best Airport)」の2019年度版では、国内線部門で阿蘇くまもと空港は世界第8位に選ばれている。
国内における数字を基にした実績ではベスト10からは外れるものの、数字以上の価値が加味された際の世界的評価は高い。
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阿蘇くまもと空港の価値評価の中には、展望デッキから見渡せる阿蘇外輪山をはじめ、雄大な景観もポイントにあるかもしれない。
今後3年間は平屋での運用となる国内線ターミナルには展望デッキはない。
世界にも評価される空港からの眺望も、しばしお預けになる。
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【阿蘇くまもと空港・国内線ターミナル】
[住所]熊本県上益城郡益城町大字小谷1802-2
[開館]6:30~21:30
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投稿:2020年3月6日(金)
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