使い捨てマスク……今、どこで買える?
「使い捨て」のマスクが手に入らない-。
緊急事態宣言の延長が現実的になり、マスクの需要はしばらく続く。
一般的にウィルスなどの微粒子の透過性(フィルター機能)で見ると、布製のマスクの効果は、市販の使い捨てマスクに遠く及ばないとされる。しかし、使い捨てマスクはドラッグストアでは品薄状態で、入荷時期の目途も立っていない。
使い捨てマスクが入手しにくい状況下、布製マスクについては、さまざまな店舗、個人からの提案(販売や手作り方法)がSNS上を中心に発信されている。
市況では今、薬局、ドラッグストアなど「ありそう」という想像からは離れたところで、使い捨てマスクが箱売りされる事例もあるようだ。
★★★🌸★★★🌸★★★🌸★★★🌸★★★
とある、熊本市内のバイク修理屋。店主が海外から仕入れた使い捨てマスク(税込3,500円/50枚入り)を、1人5箱までの限定で取り扱う。現時点は入荷待ちの状態で、店隣接のガレージで店の関係者が予約を受け付けている。「海外からの入荷なので、いつ航空銀が飛んできてくれるか……予定はまったく見えない(受付係)」。
前回はSNSで告知し200~300箱を仕入れたが、事前の予約分だけで完売になったという。
一方、店舗スタッフが事前に把握することなく店頭に並ぶケースも。商業施設にある帽子・雑貨店では、店舗の運営本社から急きょ、使い捨てマスク(税込3,960円×50枚入り)が数十箱届いた。店頭とSNSの告知のみで展開すると、「たまたま見掛けた」という引き合いで販売翌日には完売となる。
★★★🌸★★★🌸★★★🌸★★★🌸★★★
マスクはその用途により、医療用、産業用、家庭用とがあり、普段「使い捨て」と呼ぶマスクは家庭用を指すことが多い。家庭用もフィルター部分の素材により、ガーゼタイプと不織布タイプがあるが性能に大きな差はなく、いずれの家庭用マスクも現在は入手困難な状態にある。
■■■
外出自粛が求められている中、使い捨てマスクを探し回ることはできない。当面の間、使い捨てマスクの入手は、自宅でSNSから探り当てるか、あるいは、「たまたま」を頼ることになりそうだ。
--------------------------------
投稿:2020年5月2日(土)
🌸レポートは投稿日時点の内容です🌸