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本来は今が旬/人吉・球磨地方が誇る食文化:川魚と球磨焼酎、そして生産全国1位の“コリコリ”が迎える今年の境遇…


豪雨による被害額は4年前の熊本地震に匹敵

 

今月4日からの記録的な豪雨で、熊本県内の道路や橋などの土木施設の被害額は1,300億円超に及び、4年前の熊本地震に匹敵する規模になることが県の発表で明らかになった。内訳を見ると、人吉市や八代市、球磨村など県南エリアが被害額の約9割を占める。

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4日の豪雨で氾濫した球磨川沿いに位置する人吉市の中心市街地は、現在も道路脇などに浸水した家屋から運び出された家財や土嚢が積まれた状態。同市では市街地から車で10分ほど山間に離れた東間コミュニティセンターにボランティアセンターの拠点を開設しているが、24日の雨で再び氾濫した球磨川付近においては、泥のかき出しなどボランティアに頼る作業は今後しばらくは少なくない。

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東間コミュニティセンター

 

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人吉・球磨地方は本来であれば、今の時期に旬を迎える、全国に誇る食文化がある。

 

球磨川の清流と寒暖差の大きい気候条件は、鮎、鰻などの川魚の生育に恩恵をもたらす。とくに7月に獲れる若鮎は皮や骨まで柔らかく、独特の風味が香る塩焼きは、同地方が世界に発信する球磨焼酎と好相性。

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鮎の塩焼き/*イメージ

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うな重/*イメージ

人吉市内で鮎や鰻などの川魚料理を提供する店舗や旅館、また、球磨焼酎の蔵元も、それぞれが今回の豪雨により被害を受けている。被害の程度はさまざまではあるが、再開の目途は未定。

 

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同地方において、球磨川に依存しない農産品にキクラゲがある。希少な国産キクラゲのうち、同地方の生産量は日本一で、県内でも人吉産が90%のシェア。コリコリとした食感は多様な料理のアクセントとして重宝され、食物繊維、ビタミンDの含有量は食品の中でもトップクラス。キノコ特有の菌床栽培で安定供給が望めるため、同地方にとって貴重な産品になっている。

 

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人吉ICから九州自動車道で熊本市内方面へ。山江SA以降、23ものトンネルを抜けた先にあるのが宮原SA。今回の豪雨被災地での活動を経たボランティアは、帰路に同SAで食事をする機会が増えている。


同SA内の食事処で提供する太平燕には、人吉産のキクラゲがたっぷりトッピングされている。キクラゲの収穫期は5~11月と長いが、今の時期に獲れるキクラゲがもっとも育ちが良いと言われている。

 

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人吉・球磨地方が全国に誇る食文化は、昨年とはまったく異なる境遇で今年の旬を迎えている。

 

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投稿:2020年7月28日(火)

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